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3月, 2018の投稿を表示しています

OCE派遣が決まるまで

こんにちは、よっしーです。明日からハーバードのChild neurologyでの実習を開始します。 ここで、海外実習応募から派遣までの流れを書きたいとおもいます。FocusについてはRyoが詳しく書いてくれているので、事務的なことメインで。 12か月前:海外実習学内選考の応募手続き 11か月前:学内選考(英語での集団臨床討論、個人面接) 10か月前:順位発表 6か月前:FOCUS開始 4か月前頃:希望ローテ提出、電話面接、ワクチン接種 2か月前:ビザ申請、宿、航空券手配 1か月前:4月ローテ発表 という流れです。 選考に関しては諸説ありますが、成績、TOEFLの結果、CBT、履歴書、集団面接での臨床討論など総合的にみているのでしょうか。個人的にあまり基準はよくわからないのですが、何事も手を抜かずに行うことが大事なのかなと思います。 選考後に順位が発表され、その順番で希望のローテーション先が決まります。 選考に通ったら、次に待ち受けるのはハーバードの応募手続きです。交換留学協定を結んでいるわけではないので、学費を払う以外の手続きは個人で行います。オンライン申請や電話面接も行い、並行してワクチン接種をします。ワクチン接種は意外と時間がかかるので要注意。 そして、FOCUSと並行して英語、医学の勉強。やるしかないと思って頑張ります。 2か月前にビザの申請や航空券の手配を行い、いろんな事務的なことを経ていざ出発!というところです。 ではでは、次回以降また実習の様子をボストンからおとどけします!

Match Day!

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こんにちは。Vanderbilt留学中のMarieです。一ヶ月は一人でブログを乗り切らないと...と思っていたところをRyoが救ってくれていました。ありがとう。 私は留学時期の都合上FOCUSコースを途中で離脱しなくてはならなかったのですが、FOCUSで身についたスキルが大活躍して、先生にプレゼンテーションを褒めていただいたり、大きな不自由することなく患者さんと話したりできています (FOCUSコースについてはこちら http://tmduoce2018.blogspot.com/2018/03/focus.html ) 。実際に実習を始めてみて、医科歯科の素晴らしい先生方には改めて感謝の気持ちでいっぱいです。 さて話は変わり、医学部の最終学年の人たちを悩ます問題が、どの病院で研修をしようかということ。そしてこの研修病院を決定するのに乗り越えなくてはならない関門が「マッチング」です。マッチングと友人に言うと「え、T*nderやってるの?」と聞かれます (T*nderは、男女間で交際相手を見つけるアプリです) 。。。が原理は一緒です!つまり、病院と学生の希望が「マッチ」すると、その病院で研修できるというシステムです。 ちなみに私はTind*rはやってないです。 そして、先週金曜日はこちらアメリカのマッチングの結果発表の日、"Match Day"だったのです。 日本では結果は一斉にインターネット上で発表されて、各々が静かに結果をみることができるようになっています。が、アメリカでは少し違います。まず、その大学の医学部生が一堂に会します。一人一人の名前が呼ばれ、生徒と家族や友人が壇上に上がります。生徒に封筒が渡され、その中に自分の研修病院が書いてある紙が入っているという仕組みです。アカデミー賞の発表みたいで、なんとなくアメリカらしいですよね。 学生の家族、友人、下級生などが大ホールに集まります。 そしてこのMatch Day、なんとアメリカ全土の大学の医学部で一斉に行なわれます。アメリカの東西では4時間の時差がありますが、関係ありません。一斉開始です。私のいるナッシュビルでは二番目に遅いEastern Timeを適用しているので11時開始、東海岸では9時開始、西海岸では12時開始です。 もう一つ驚くべきなのが、なんとこの

FOCUS終了

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こんにちは!4月よりハーバード医学校関連病院にて実習予定のRyoです。 このブログをMarieに任せっきりなのはいたたまれないので、今回は私が投稿したいと思います。 さて、今回の投稿はFOCUSコースがついに終了したことについてです。 FOCUSとはFit for Overseas Clerkship opportUnitieSの略(強引すぎますが、気にしないのが一番です)で、海外臨床実習の準備コースのことです。 英語で問診や身体診察を行い、鑑別診断や検査、治療方針まで含めてプレゼンテーションする能力を鍛えて、海外での臨床実習をより有意義にするという目的があります。 昨年の9月から、毎週月曜日18時から20時まで大学教職員や2017年度派遣学生の先輩方が様々な講義や演習をすべて英語で用意してくださりました。 また今年度はハーバード医学校関連病院にて医師として働いていらっしゃる先生2名による講義やワークショップも行われました。 症候別に問診法や身体診察法の講義を受けたり、模擬患者を用いて問診から上級医へのプレゼンテーションまでを行ったりと多岐にわたる内容をすべて英語で実践し、非常に勉強になりました。 始まったばかりの頃は病名や検査が英語で言えず、どうなることかと思いましたが、何度も繰り返し練習することで問診からプレゼンテーションまでどうにかこなすことができるようになった気がします、まだまだ不安ではありますが…。 FOCUSを準備していただいた大学教職員と先輩方にこの場を借りてお礼申し上げます。 派遣学生一同頑張ってきます! 最後のFOCUSの後にPizza Partyをしました! ハーバード派遣学生含め、多くの同期がいよいよそれぞれの派遣先へと出国します。 今後はより多くの方の投稿が見られると思うので、楽しみですね! ではでは~ Ryo

実習 at Vanderbilt -小児血液・腫瘍科-

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こんにちは。Vanderbilt University Medical Centerに留学しているMarieです。 こちらにきてちょうど一週間が経過しました。一人で留学、友人ができずに帰国することになってしまったらどうしようと言う不安も少しありましたが、仲の良い友人もできて、実習もお休みもとっても充実しています。毎日楽しい。 さて、本日は具体的な実習内容について少しお話をしたいと思います! 前回の投稿 ( http://tmduoce2018.blogspot.com/2018/03/vanderbilt-universitymonroe-carell-jr.html ) でもお話しましたが、私はこの4週間、小児血液・腫瘍科をローテートしていてOut Patient(外来)とIn Patient(病棟)で2週間ずつ実習をさせてもらえます。 始めの2週間は病棟実習がしたい!と先生に伝えて病棟実習を開始したのですが、他の学生との兼ね合いで翌日に外来に飛ばされたので(笑)、1週間で両方フライング経験することになりました。せっかくなので両方の様子をまとめてご紹介したいと思います。 ---------------------------------------------------------------- 1. 病棟実習 まずは病棟実習について。担当患者さんの経過を追ったり、診察したりするのが主な実習内容です(これを担当患者を"pick up"すると言います)。 一日のスケジュールはこんな感じ。 6:00 集合。担当患者さんのpick up、朝回診のプレゼン前の準備。 7:45 レジデントと一緒にMorning Conferenceに参加。小児科領域全体の症例検討を毎日行う。 コーヒーがもらえます。 8:45 朝回診。だいたい11:00前まで回診します。 12:00 レジデントと一緒にNoon Conferenceに参加。症例検討の時もあれば、新薬の説明会だったり、内容は様々。 ピザがもらえます。 Noon Conference終了後、担当患者さんのpick upをしてカルテを記入したら終了です。小児血液・腫瘍科ではだいたい16時くらいに帰宅できます。 日本で行なっている学生実習と

Vanderbilt UniversityとMonroe Carell Jr. Children's Hospital

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初めまして!アメリカにあるVanderbilt University Medical Centerで病院実習をしているMarieです。 前回の投稿 ( http://tmduoce2018.blogspot.com/2018/03/blog-post.html ) にもあるように、東京医科歯科大学では今年、約25人が数ヶ月間海外で病院実習を行うことになりました。4月始まりの同期が多いのに対して私は3月始まり。一足早く日本を旅立ちました。Vanderbilt Universityに留学しているのは私一人なので、一人で投稿し続けなくてはならないプレッシャーがありますが、どうかあたたかく見守っていただければと思います。 さて、今回は簡単に大学についてと、私が実習している大学附属病院について紹介します。 Vanderbilt University、聞きなれない名前ですよね。一体どこにあるんだというと、テネシー州ナッシュビルです。 テネシー州はウイスキーやカントリーミュージックで有名ですよね。 あのジャック・ダニエルなんかはラベルにTennesseeって書いてあります。 そしてVanderbilt Universityについてですが...始めの頃はかなり苦戦したのですが、今では「アメリカの医科歯科」という説明で落ち着きました(笑)。 あえてランキングを持ち出すならば、 全米大学ランキングはCornell大学やBrown大学とタイの14位で、北米の人はみんな知っているけど、ひとたび北米を出ると知名度がガタンと下がる。こんな印象で間違いないかと思います。 そして現在、私はこのVanderbilt Universityに附属している小児病院、Monroe Carell Jr. Children's Hospital at Vanderbilt の Pediatric Hematology/Oncology(小児血液・腫瘍科)で実習をしています。 (https://news.vanderbilt.edu/2016/06/21/u-s-news-again-ranks-monroe-carell-jr-childrens-hospital-at-vanderbilt-among-nations-best/ より) 外観からして小児

ご挨拶

2018年度、東京医科歯科大学から海外臨床実習に派遣される学生のブログです。 Australian natiaonal university(オーストラリア), Harvard University (アメリカ)、Mahidol University (タイ)、National Taiwan University (台湾)、University of Nevada(アメリカ)、Vanderbilt University(アメリカ)などの大学に3~6月のうちの数か月間留学します。 今後応募方法や手続きなどに関して、向こうの生活や勉強に関してなどを共有していけたらと思います! 宜しくお願いします!