豪に入っては豪に従え

こんにちは!おがです。
前回はオーストラリアのなんくるないさー精神についてお伝えしましたね!

今回はこちらに来てのもう一つの第一印象について。

 
それはズバリ…

 
隠れ肥満大国だということです。
(先生方から患者さんまで、みんなわりとオープンに自認している話です)

 僕と同じくらいの身長(170cm)で平均的に75-80kgくらいあります。
これBMIにすると26-28程度。日本で言えば肥満域です。

(ちなみに薬の投与量を決めるのに外来で体重を頻繁に測るから知っているだけです。人の体重を見透かす能力を僕は持ち合わせていません笑)

 
日本でもまああるじゃんって思うかもしれませんが、特徴的なのは男女ともに体格がいいということ。意外にも身長はさほど変わりません。

 
ただ驚くのはまだ早い、こんな程度じゃ肥満大国の名が廃れます笑。

なにせ100kgオーバーの人が多いんだわ。

150kg前後も週に3人くらい呼吸器病棟に運び込まれます。

 
僕が見たMAX216kgの中年女性でした。

胴回りが大きすぎてMRIの機器に入らず検査不可になりました。おそろしやー

 
呼吸器・睡眠内科(実習については次回詳しく書きます)で、肺塞栓症や睡眠時無呼吸症候群を治療していることを差し置いても、さすがに多すぎるね。

だから既往歴聴取のときには、個別に必ず高血圧、糖尿病(ここまでは日本でも確認するね)+心血管イベントや脳卒中まで確認します。
(あと皮膚癌も。日差しが強いからやっぱり多いみたい。)

 

しかしここはやはりオーストラリア。

みんなあっけらかんとしていて良くも悪くも深刻に捉えていません。

 
日本だと、ほらきたとばかりに食事や運動について教育指導して、効果が薄かったら薬剤治療、みたいな流れだよね。
医師も患者も真面目で神経質だから向き合って取り組むし、その成果あっての世界に誇る長寿大国であるとは思います。

 

 
郷に入っては郷に従え。 

 

ストレスフリーで自由にのびのびと生きる社会にがみがみ言っても、それは医師と患者の距離感を広げかねません。
QOLという言葉に代表されるように、人生において健康・長寿がすべてではない。

 
みな自分の生活があって、あくまでその生活の一部に医療的プロブレムが存在する。

自身の生活の本質的な部分が、医療的プロブレムによって支障をきたすから病院に来ているだけ。生活の根本を変えてまで医療的プロブレムを解決しようとは思わない。

 

日本人医師からすると、甘っちょろい考えだなって怒られそうだね()

 

たしかに、必ずしもこれが理想の医療だとは言い切れません。

ただ患者中心の医療っていうのは本来そういう側面もあるのでは、と漠然と初心に帰るというか、考えさせられるものはありました。

 

 

すいません話が長くなってしまったね。

ここからはいかに派遣生4人組がオーストラリア風の生活に染まっていくか、ご覧ください!

ということで腹ペコ運動部男子4人が肥満大国の食べ放題にチャレンジしたお話です。

 

看板に何やらあるね!面白そう!えっオーストラリアの食べ放題!?

 
A$302500円くらいじゃん。

 
行こうぜ!

 

はい!
 
 
 
 
なめてました。ごめんなさい。。。
 
完食したのはわずか二人。チップスが重かった。。。
 
4人とも幽体離脱してましたね(笑)
 
ちなみに外食の基本ですが、
こちらではバーガー単品を頼めばなぜかもれなくチップスが付いてくる仕組みとなっております。
 
ということでお腹いっぱいのおがでした。
 
またね!
 
 

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