産科麻酔@BIDMC
こんにちは、ハーバードで麻酔科ローテしていたよっしーです。
5月は産科麻酔をローテートし、本日をもって2か月目の実習が終了しました!
産科麻酔は、主に無痛分娩を希望する患者さんに硬膜外麻酔もしくは脊椎クモ膜下麻酔を提供したり、帝王切開のための麻酔を行ったりする専門の分野です。14床の分娩室と、3部屋の帝王切開用のオペ室を駆け巡りながら、ひっきりなしに入れ替わる、陣痛が来た妊婦さんやハイリスク妊娠の患者さんの管理をひたすら行う科でした。
実習初日、オリエンテーションを終えて部屋に入ったところ、さばさばした感じの女医のレジデントとアテンディング(指導医)、男性のレジデントに快く迎え入れられ、いきなりFist bumpであいさつされました。先月まで小児科を回っていたこともあり科による雰囲気の違いにとまどいを隠せませんでした。その後、600ページくらいある教科書を渡されて「この教科書すごくわかりやすいよ!1日持ち帰って読んでみて!」と言われたとき私はこの科で大丈夫なのかとまあ心配になりました(1章分しかよんでません)
初日(4/30)はどうやら4月ローテのアテンディングとレジデントだったので5月になってからは子持ちママレジデント率が高まったのでそこまでBro扱いはされませんでしたが、その後も麻酔科で何か質問に答えたり何かがうまくできたりするたびにFist bumpをするというカルチャーは残っていました。(一部のレジにはBro扱いされ続けました)
内科実習とは異なり回診や担当患者のプレゼンはないものの、麻酔前診察をさせていただいたり、手技の練習をさせていただいたりしました。手技に関しては硬膜外麻酔の練習はソファーに針を刺して行うという本物の感触とはかなり違うセッティングで練習していたのですが、最終週には指導医の監督下で患者さんに実際に行わせていただきました!(脊椎くも膜下×2、硬膜外×1)
日本で研修医になればできる手技ですが、やはり初めてできたときはうれしかったです(笑)
産科麻酔以外の麻酔も見たいと言ったところ、一般麻酔の見学、神経ブロックチームの見学、ECT外来でのバッグ換気の手技の実施、ICU(集中治療室)での実習もさせていただきました。
一般手術の術前待合室がきれいだったので思わず写真をとってしまいました。
また、レクチャーも豊富で、毎日何かしら指導医の先生が教えて下さったり、学生の私やレジデントが産科や麻酔科に関連するトピックスについて発表することになっていました。指導医からのレクチャーでは、教科書的内容を超えて、輸血を拒否する人に対するインフォームドコンセントから、胎児手術まで幅広い内容を学びました。
水曜の朝はGrand roundsとM&Mというカンファレンスがあり、
講堂で無料のコーヒーを飲みながらレクチャーを聞いていました。内科のようにFree foodはありませんでしたが、コーヒー中毒の私にとってはGrand roundsでのコーヒーは有難かったです。(カンファの内容も勉強になりました)
このように産科麻酔中心に色んな経験をさせていただいて、本当にあっという間に4週間がたってしまいました。
はじめ学生が私一人、しかも見学がメインとのことで少し寂しかったのですが、手術室をレジデントより少し早めに準備したり、患者さんに関連することを調べてレジデントに発表したり、空いた時間に雑談をしたりなどの地味な努力?により次第にチームの一員的な扱いをしていただけるようになり、モチベーションが高くかつアットホームな科の雰囲気が最終的にすごく居心地よく感じられました。
全然関係ないおまけ
病院の前に野生のTurkeyがあらわれてびっくりしました。ボストンって野生のTurkeyいるんだ…
5月は産科麻酔をローテートし、本日をもって2か月目の実習が終了しました!
産科麻酔は、主に無痛分娩を希望する患者さんに硬膜外麻酔もしくは脊椎クモ膜下麻酔を提供したり、帝王切開のための麻酔を行ったりする専門の分野です。14床の分娩室と、3部屋の帝王切開用のオペ室を駆け巡りながら、ひっきりなしに入れ替わる、陣痛が来た妊婦さんやハイリスク妊娠の患者さんの管理をひたすら行う科でした。
実習初日、オリエンテーションを終えて部屋に入ったところ、さばさばした感じの女医のレジデントとアテンディング(指導医)、男性のレジデントに快く迎え入れられ、いきなりFist bumpであいさつされました。先月まで小児科を回っていたこともあり科による雰囲気の違いにとまどいを隠せませんでした。その後、600ページくらいある教科書を渡されて「この教科書すごくわかりやすいよ!1日持ち帰って読んでみて!」と言われたとき私はこの科で大丈夫なのかとまあ心配になりました(1章分しかよんでません)
初日(4/30)はどうやら4月ローテのアテンディングとレジデントだったので5月になってからは子持ちママレジデント率が高まったのでそこまでBro扱いはされませんでしたが、その後も麻酔科で何か質問に答えたり何かがうまくできたりするたびにFist bumpをするというカルチャーは残っていました。(一部のレジにはBro扱いされ続けました)
内科実習とは異なり回診や担当患者のプレゼンはないものの、麻酔前診察をさせていただいたり、手技の練習をさせていただいたりしました。手技に関しては硬膜外麻酔の練習はソファーに針を刺して行うという本物の感触とはかなり違うセッティングで練習していたのですが、最終週には指導医の監督下で患者さんに実際に行わせていただきました!(脊椎くも膜下×2、硬膜外×1)
日本で研修医になればできる手技ですが、やはり初めてできたときはうれしかったです(笑)
産科麻酔以外の麻酔も見たいと言ったところ、一般麻酔の見学、神経ブロックチームの見学、ECT外来でのバッグ換気の手技の実施、ICU(集中治療室)での実習もさせていただきました。
一般手術の術前待合室がきれいだったので思わず写真をとってしまいました。
また、レクチャーも豊富で、毎日何かしら指導医の先生が教えて下さったり、学生の私やレジデントが産科や麻酔科に関連するトピックスについて発表することになっていました。指導医からのレクチャーでは、教科書的内容を超えて、輸血を拒否する人に対するインフォームドコンセントから、胎児手術まで幅広い内容を学びました。
水曜の朝はGrand roundsとM&Mというカンファレンスがあり、
講堂で無料のコーヒーを飲みながらレクチャーを聞いていました。内科のようにFree foodはありませんでしたが、コーヒー中毒の私にとってはGrand roundsでのコーヒーは有難かったです。(カンファの内容も勉強になりました)
このように産科麻酔中心に色んな経験をさせていただいて、本当にあっという間に4週間がたってしまいました。
はじめ学生が私一人、しかも見学がメインとのことで少し寂しかったのですが、手術室をレジデントより少し早めに準備したり、患者さんに関連することを調べてレジデントに発表したり、空いた時間に雑談をしたりなどの地味な努力?により次第にチームの一員的な扱いをしていただけるようになり、モチベーションが高くかつアットホームな科の雰囲気が最終的にすごく居心地よく感じられました。
全然関係ないおまけ
病院の前に野生のTurkeyがあらわれてびっくりしました。ボストンって野生のTurkeyいるんだ…
コメント
コメントを投稿