Inari-sushi

ボストン留学中のSatonaです。

!!!実習の紹介は1ミリもありません、閉じていいですよ!!!



私がボストンに到着して5日目のことです。
時差ボケがなかなか治らず慣れない実習にも疲れた私がなんとかパスタをゆでて日本から持ってきたあえるだけパスタソースをかけて食べていると、、Helen(私に部屋を貸してくれている女の人)がこんなことを言ったのです。

H「スーパーで買ってきたこれが気に入ったから家で作って食べたいんだけど」
S (お、おいなりさん…!)
H「Satonaはこれの作り方知ってるの?作れるの?」
S「う、うん。。」
H「じゃあ材料と作り方を英語で書いてくれない?」
S「う、うん。。。。」
H「あ、"ingredients"って意味わかる?」
S「うん。」
S「ここで材料が手に入るかわからないけど、、週末の時間あるときでいい?」

というわけで遠くボストンの地でおいなりさんを作らなければならなくなった私。
最悪、お母さんに作り方送ってもらって英訳すればいいや。

母からのLINE「私は前日から始めます。」
(我が家ではおいなりさんの中身は五目ずし)


その数日後、ボストンで長く研究を続けていらっしゃるTMDU出身の先生にお会いする機会があり、毎年恒例という日本食の買い出しに連れて行ってくださいました。

世の中には"すし酢 (sushi seasoning)"という調味料があること、ごはんを丸めて詰めるだけのおいなりさんの外側が売られていることをその時に知りました。
これなら何とかなりそう。
私はお米とすし酢とおいなりさんの外側を買いました。


母からのLINE「すし酢は化学の味がするよ。」
(母はすし酢は使わないで合わせ酢を作るし、油揚げを買ってきて煮汁で煮込む)



そして先日、ついにおいなりさんを作ってみました!

お鍋でご飯を炊き、
H「ずっと見てないといけないの?」
S「火を止めるタイミングが大事なの」

すし酢を合わせ(写真撮るの忘れた)、 ふたりでおいなりさんを詰めました(本当は8個)。


Helenはとても喜んでくれてナイフとフォークで食べていました。
あとで作り方書いておくね。

母からのLINE「よかったじゃん!」

中身はただの酢飯だし化学の味もしたけど、これがおいなりさんだとは思ってほしくないけど、もっとおいしいおいなりさんを作りたかったけど、、
HelenがInari-sushiに興味を持ってくれたこと、有り合わせのものでそれっぽいものを作れたこと、それでとっても喜んでくれたこと、それが私もうれしかったです。だからこれで良かったのかな、と思いました。


私の過去の経験からしても、日本人が台所に立っていると「sushi作ってよ!」はものすごく言われます。
何と答えたらよいかいつも悩むのですが…
「いいよ!作ってあげる!」と答えられない以上なんだか悲しい顔をされてしまってこちらも困ってしまいます。

くだらない話をここまで読んでくださった優しい方々は「sushi作ってよ!」と言われたら何と答えますか?


以上、おいなりさんの作り方教えてよ事件でした。
実習もがんばります。


おまけ
平日の生活の質素さと週末のはっちゃけ方の差なら現在ボストンにいる7人の中で一番だと思います。
先週末はボストン美術館(Museum of Fine Arts; MFA)に行ってきました。
屋外の日本庭園は寒い時期や天気の悪い日は観ることができないそうなのですが、
なんとその日が今シーズン開園初日というスーパーラッキーなことがありました!
ボストンにも少しずつ春が近づいてきています~

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