Pediatric Nutrition at Boston Children's Hospital

はじめまして!ハーバードメディカルスクール関連病院で実習していますSatonaです。

本日4/16(月)はPatriots’ Dayなので実習はお休みです!三連休って最高ですよね!

……正確にいうと、4月第3月曜日Patriots' Dayはマサチューセッツ州の祝日であってアメリカ合衆国の祝日ではないので、“お休み”にはなりません。ただ、この日はボストンマラソンが行われます!!今年で122回を迎えるという歴史あるイベントで、当日はコースはもちろんゴール付近の駅や図書館などが封鎖されるほど。昨日たまたまゴール付近を通りかかったのですがすでに盛り上がっていました(5年前の爆破テロ事件を偲んでお花が置いてあるスペースもありました)。

google map にもマラソンコースが出現します

前日から市を挙げて着々と準備が進められています。この人だかり

そして、マラソンコースの近くにある私の実習先は休日診療になります。なので、私はお休みです。
マラソン観に行きなよ!と先生に言われていましたが、あまりにも天気が悪いのでやめました。。こちらは天気の悪い日が多いのですがそれでもこんなどしゃ降りが1日続くのは初めてですし風も強いし寒いし。。同じボストンでも少し離れた病院で実習している学生たちは月曜日をがんばっていますので、ごめんね~と思いながらブログを書いています。



さて今回は私のボストンでの実習内容を紹介します!

私は今、Boston Children's Hospital で Pediatric Nutrition (小児栄養学)をローテ―トしています。

ここです!

栄養学って臨床で必要な知識なのに自分の大学の実習ではきちんと学ぶ機会がないなと思ってこの実習を希望しました。
4週間の実習は大きく2週間ずつに分かれていて、はじめの2週間は主に病棟でparenteral nutrition (PN; 非経腸栄養?)を、後半の2週間は外来でenteral nutrition (EN; 経腸栄養)を学びます。ちょうど前半2週間の実習が終了したところです。

エントランスです!

2週間の実習をひとことでいうと、入院患者さんの静脈栄養の管理をしました!
こちらの病院では病棟ごとにDietitian(栄養士)がいて、患者さんの栄養状態をアセスメントしてその日の栄養のプランを立てAttending round(病棟のチョットえらい先生の回診)でプレゼンします。
私はCICU(小児病院の心臓血管系のICUって専門性高すぎ!)の栄養士さん(Dietitianの中にも専門があるらしい!)についていました。静脈栄養を行っている患者さんを担当させてもらい、in/outバランスや血液検査の結果などからその日に必要な栄養の量と速度、さらに糖、アミノ酸、脂肪、電解質などの量や濃度を計算するのが主な実習内容です。担当したのは先天性心疾患のために手術をした赤ちゃんが多かったです。

はじめのうちは基本的な計算式や単位換算もままならず一緒に電卓をたたいてもらっていましたが、だんだんと一人で計算できるようになり、自分なりに立てたプランを栄養士さんに聞いてもらうようになり、栄養士さんのカルテのようなものも書くようになり、回診で発表するようになり、栄養士さんのカルテのようなものに医師が書き加えて静脈栄養のオーダーが承認されるところの真似事をするようになり、、と毎日少しずつできることが増えていったのがとてもうれしかったです。

担当はCICUの患者さんですが、回診ではすべての病棟をまわります。Attending (病棟のチョットえらい先生)がひとりで全てのフロアをまわり、各病棟の栄養士さんのプレゼンを聞いてから患者さんに会いに行きます。と考えると栄養士さんたちの役割は非常に大きいです。
また、診察といっても患者さんの栄養状態を把握することが目的なので、今までに私たちが習ったような、聴診器をつかって上から下まで…というのとは診ているところが少し違うのも勉強になりました。

Nutritionチームは特定の病棟をもっていないためか、道路をはさんで向かいの建物にofficeがあります。
通路の途中のコピー機の横の罰ゲームみたいな席ですが私にも机とパソコンが与えられています。
このパソコンでカルテを見つつ知らない単語をネットで調べることができるのがとても良い。

だいたいの1日のスケジュールは、回診が始まるまでに担当の患者さんの前の日のデータを集めその日のプランを立て栄養士さんとディスカッションをし、時間になったらいったん栄養士さんと離れてAttending roundについていき、お昼ごはんの出るレクチャーやカンファレンス(次回にでも紹介しますね)に出席し、午後はカルテのようなものを書いて添削を受けたり自習に充てたり、という感じです。

静脈栄養を行わなければならないほど重症という意味合いもあるかもしれませんが、担当したものも含め、回診で出会った症例は教科書でしか見たことのないレアな疾患ばかりで驚きました。
通訳を介しての回診や、栄養指導をするも食文化の違いから受け入れてもらえず栄養士さんが頭を抱えていたり、病室のドアに「男性が入室する場合はナースに声をかけてください」の張り紙があったり(中に入ってみておそらく宗教上の理由かなと)、いままでの大学病院の実習では出会わないような出来事もあり、毎日が新鮮です。

先生も栄養士さんも忙しいなか学生の私とディスカッションする時間を必ずとってくださり、たくさんのことを教わっています。また、自分の興味のある分野を伝えると、その病棟の栄養士さんにつかせてもらえる日を作っていただいたこともありました。
充実した環境で日本ではできない体験ができることに感謝しつつ、少しでも多くのことを吸収して持ち帰ることができるよう、くらいついていきたいです。

明日からは外来で経腸栄養を学びます。
先週までとは実習内容ががらっと変わるので新たな気持ちでがんばります。


おまけ
ボスチルの夜



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